人生100年時代、老後の準備はいつから?

掲載:2021年1月15日

人生100年時代とは

人生100年時代とは、ロンドン・ビジネス・スクールの教授が提唱したもので、先進国では2007年生まれの2人に1人が103歳まで生きるとの内容が含まれているものでした。

今、中学校に通っている子供たちの半分が100歳を超える、そんな時代が来るということです。

日本でもそれが取り上げられ、2020年以降の経済財政構想小委員会が小泉進次郎をはじめとする若手議員によって発足されました。

その中でも社会保障制度などの基準を100歳まで生きていることを想定した内容になるよう改革を検討しています。

今回はその中での、退職後の資金について掘り下げていきたいと思います。

2,000万円問題

2000万円

2019年に老後2,000万円問題が浮上しましたが、2,000万円も本当に必要か疑問に思いませんか?

夫65歳、妻60歳の収入は平均23万円、支出は平均27万円、毎月4~5万円程度の赤字となり自己資金の取崩しを意味します。仮に30年間ですと1,440万円~1,800万円必要となります。

国会ではその後いろいろと揉めましたが、試算による金額の差はありますが、実際問題として2,000万円に近い資金が必要であるということです。

家計の状況は事情によってかなり異なりますが、高齢化社会となり、退職後の時間が長くなることで、老後に必要な資金が今まで以上に増加していくことは自然かと思われます。

老後資金はいつから準備するの?

20代や30代の方からすると年金をもらうような年齢は遠い先の話のように聞こえますが、誰もが今から数十年後には60歳になり、定年を迎えます。

それまでに20~30代には結婚や子育て、マイホームの購入、40代~50代は教育資金等が必要になり、じっくりと貯蓄をするタイミングは限られています。

その中で人生の3大支出「住宅資金」、「教育資金」、「老後資金」を計画的にいかに準備するかが大切です。

また、住宅資金や教育資金はローンを組んで支払うことも可能ですが、老後資金はそうはいきません。

計画的な貯蓄を

大きくお金が必要になる「住宅資金」や「教育資金」のためには貯蓄が必要です。

特に「住宅資金」はすべて自己資金で賄うことは大変ですが、少しでも多く貯蓄をして借入額を減らすことで、先々の負担が少なくなります。

そこで当組合の給与天引きで無理なく貯蓄できるライフ積立定期預金をおすすめします。

金額も毎月、ボーナスと自由に設定ができるため、状況に応じた積立が可能です。

積立例

毎月 ボーナス 年間
1万円 1万円 14万円
1万円 4万円 20万円
3万円 12万円 60万円
5万円 20万円 100万円
10万円 40万円 200万円

必要に応じて出金もできますので、住宅購入や教育資金などの積立にぴったりです。

年金を多くもらうために

余裕のある老後を迎えるためには現金での貯蓄も大事ですが、現金での貯蓄を常に取崩す方法で生活していると、いつか資金が枯渇する可能性があります。

それを回避するためには財形年金やゆとり年金を利用して年金そのものを増やすようにするのも大事です。

財形年金やゆとり年金は利率も高いため、早めに積立をすることで利息が多くなり年金を多くもらうことも可能です。

余裕のある老後のために

2000万円

これから先定年の年齢が伸びていくことや、それに伴い年金の受給年齢があがると噂があったりと、年金の受給が今以上に遅くなる可能性も否めません。

そのためにも、計画的に貯蓄を行い年金額を増やすことで定年後の第二の人生を豊かに暮らすことができるようになるでしょう。

次回更新予定

次回の掲載予定は2021年2月8日です。

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