リボ払いの落とし穴

掲載:2020年3月4日

リボ払いとは

毎月、一定の返済をしていくリボルビング払い(リボ払い)は、多くのクレジットカードやカードローンで採用されています。

「リボルビング(revolving)」には「回転する」という意味があり、回転信用ともいわれています。

ちなみに、回転式拳銃のことをリボルバーというのは、このrevolvingからきています。

リボ払いのメリット

手元にお金がないとき、クレジットカードやカードローンはとても便利です。

更にリボ払いであれば、「毎月のお支払い金額が一定にできる」ので家計管理がしやすくなります。

今月は、いくら利用したから、来月に引落しされるのはいくらになる・・・ということを考えなくてよく、毎月のリボ払い額さえ確保していればいいのです。

リボ払いのデメリット

便利な反面、デメリットがあります。

最も大きなデメリットは、手数料(金利)が高いことです。

一般的に高めに設定されていることが多く、利息制限法の上限(15%~20%)に達していることもあります。

また、毎月のお支払い金額が一定であるために、「使いすぎ」と感じられないまま、利用残高が膨らんでしまうというリスクがあります。

少額であれば、支払期間も短く便利なリボ払いですが、残高が膨らんでしまい、限度額一杯になってしまうと支払期間も長期化し、支払わなければならない手数料も高くなっていきます。

例)100万円の残高がある状態で返済すると

一般的なリボ払い
クレジット等
けいしん
生活支援ローン
けいしん
カードローン
ご利用残高 100万円
手数料率(金利) 年14.5% 年3% 年5.25%
返済方法 元利定額返済
毎月15,000円
元金均等
毎月10,000円+利息
随時返済 年2回利息
毎月15,000円入金を想定
毎月の返済額 15,000円 約12,500円 15,000円
完済までの期間 11年5か月
(137回)
8年4か月
(100回)
6年8か月
(80回)
総支払手数料
(利息)
約1,046,000円 約127,000円 約183,000円
※ 追加利用がなく、返済のみを継続した場合を想定しています。

計算してみて、ちょっと驚いてしまいました。けいしんのローンをPRしたいわけではないのですが・・・。

借り方や返済方法に違いがあるとはいえ、同じ金額を借りてこれほど差がでると高額の利用はためらわれます。

ご利用は計画的に・・・

リボ払いは、便利に利用できるメリットがある反面、期間が長くなると支払額がとても多くなってしまうデメリットがあります。

利用回数が少ないうちは、メリットを享受できそうですが、継続して利用して残高が膨らんでしまうとデメリットが大きくなっていきます。

毎月の利用回数や、総借入残高を自分で決めておくなど節度ある利用を心掛けましょう。

次回更新予定

掲載予定は2020年4月6日です。

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