利息のおはなし
掲載:2019年7月8日はじめに

住宅ローン、教育ローン、自動車ローン、カードローン、クレジットカードなどを利用されている方は多いと思います。大きな買い物や手元に現金がないときにカードやローンは本当に便利ですね。
ただ、「ローンの金利や利息のことはよくわからない。」という方も意外と多いのではないでしょうか。金利や利息のことがよくわからなくても、毎月返済をしていればいつかは完済できます。
でも、よくわからないまま返済を続けていると思いもかけない失敗や損失を招くことがあります。
「ずっと返済しているのに、借入額が全然減っていない。」
「いつの間にかクレジットカードを限度額まで使っていた。」
「気づいたらたくさんのお金を支払っていた。」
ローンを利用する場合に、このようなことを引き起こさないためにも金利や利息についてしっかりと確認してください。
利息・金利とは

利息は、お金をある期間の中で借りる時の使用料のようなものです。レンタルビデオ店でDVDを借りる場合、レンタル料(使用料)を支払います。借りる枚数が多く、借りる期間が長いほどその費用は高くなります。
お金も同じで、お金を借りると費用(使用料)がかかります。これを「利息」といいます。返済毎に借りているお金が減っていくので、使用料である利息も減っていきます。
また、借りたお金に対してどれだけの割合で利息を支払うのかを示すのが「金利」です。割合ですので、金利は「%」で表示されます。つまり、借りたお金に対して何%の利息がかかるのかを示すのが金利です。
利息の計算方法
金利の表示方法には「年利」「月利」「日歩」などがあります。
それぞれ借りたお金に対して「1年間で何%」「1か月で何%」「1日で何%」の利息がかかるのかを示しています。金融機関の借り入れでは「年利」が用いられるのが一般的で、返済日毎に以下の計算式で年間の利息を日割り計算しています。
借入残高×金利(%)×借入期間=利息額
【例えば、年利3%・借入残高100万円・前回の返済日から30日の場合】
借入残高 | 年利 | 借入期間 | ||||
100万円 | × | 3% | × | 30日 | = | 2,465円 |
365日 |
ローンの支払額を左右するのは金利や利息のほかに、返済方法や事務手数料、保証料などがありますが、それはまた別の機会に。
次回更新予定
次回は家計の支出の記事で「3つのお金の使い方」を掲載いたします。
掲載予定は2019年8月5日です。
渉外課について:後編
3つのお金の使い方
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