事前準備で備えよう

掲載:2019年11月5日

来年で、早25年

24年前の1月17日に阪神・淡路大震災は私たちを襲いました。

「何でこんな大変な時に家族を放って仕事に行くの?」そう責められた組合員の方もいるのではないでしょうか。まさに仕事と家族、どっちが大事!?テレビでよくあるセリフですね。

警察官は、不安がっている家族を残し任務につかなければなりません。つらいですね。

あって欲しくない災害ですが、いざという時のために、家族みんなで防災対策について日頃から話し合い、災害に備える準備をしましょう。

南海トラフ地震

今後30年以内に70~80%の発生確率となっている南海トラフ地震では、津波の影響も大きいとの予想です。神戸市内では震度5強から6強の地震が発生してから、約80分で津波の第一波が到達すると言われています。

地震の揺れが1分以上続いたら、津波が来ると想定し、より遠くて高い場所への避難が必要です。

震度 想定被害震度
震度5弱 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じます。棚の食器類や本が落ちることがあります。
震度5強 物につかまらないと歩く事が困難です。棚の食器類や本で落ちるものが多くなります。補強のないブロック塀が崩れることがあります。
震度6弱 立っている事が困難になります。耐震性の低い木造建物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがあります。
震度6強 這わないと動くことができません。耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなります。
震度7 耐震性の低い鉄筋コンクリ-ト建物は、倒れるものが多くなります。耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがあります。

出典:神戸市地震減災ガイド / 神戸市

普段からの非難準備

避難準備準備と定期的な確認を

普段から自宅や職場の周りの避難所や避難ルートの確認や、災害時の連絡手段や集合場所等も家族で話あっておく必要がありますね。

チェックリストを作成して、非常用バッグの中身が常に使用できる状態であるか、期限切れの物がないか等の確認をしましょう。

もし非常用バッグを用意していないという方は、下記を参考に今すぐ準備に取り掛かりましょう。

飲食 飲料水・携帯食・非常食
装備 ヘルメット・頭巾・帽子・ホイッスル・手袋・懐中電灯
情報 携帯ラジオ・携帯電話・連絡メモ・備えリスト・身分証明書・筆記用具・現金
救急 救急用品セット・持病薬・常備薬
衛生 マスク・簡易トイレ・トイレットペ-パ-・ティッシュ
防寒 使い捨てカイロ・ブランケット
汎用 ハンカチ・手ぬぐい・タオル・安全ピン・ポリ袋・テ-プ・ビニ-ルシ-ト類・ライタ-・マッチ

出典:神戸市地震減災ガイド / 神戸市

最後に

神戸市では、阪神・淡路大震災の経験と教訓を活かし、被害情報や気象情報を収集して避難勧告などの情報や災害対応の共有などを迅速かつ効率的に行えるIT技術への活用と運用に取り組んでいるそうです。

また、地震による断水時にも神戸市民約152万人におおよそ12日間供給できる貯留機能を備えた大容量送水管を市街地に完成させているそうです。

何はともあれ、事前準備をしっかり行うことで少しでも心に余裕を持てる状態でありたいものです。

最後になりますが、当組合は各種災害復旧費用としてご利用いただける「災害融資」もございます。
あって欲しくありませんが、もしもの時にはご相談ください。

次回更新予定

次回の記事は「お札の豆知識」を掲載いたします。
掲載予定は2019年12月2日です。

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