新生活の際に買っておきたい家電製品と選び方(冷蔵庫編)

掲載:2021年10月14日

はじめに

冷蔵庫

結婚や住宅購入等で新しい生活を始める多くの方が経験するであろう家電製品の購入。みなさんは、何を基準に選ぶのでしょうか。

デザイン・性能・大きさ等いろいろあるかと思います。でもどうやって選んだらいいのかわからない、という方も多いはず。

ということで今回は、前回に引き続き、新生活を始める際に買っておきたい家電製品とその選び方第二回、今回は冷蔵庫をご紹介したいと思います。

人が生きていくうえで、必要不可欠な食事。その材料である食材を保管するために必要不可欠なものが冷蔵庫です。新居へ引っ越す際に、前に使っていたものをそのまま使用する方も多いと思いますが、実は新居への引越しの際が買い替え時。

でも種類が多くてどれを選んだらよいのかわからない、という方も多いと思います。次項以降で選び方のポイントや注意点等をご説明いたします。

どんなものを選んだらいいの?

何を選びますか選び方もいろいろ

省エネ性能

前回のエアコンと同じく、冷蔵庫も省エネ化がすすんでおり、10年ほど前のものと比較すると、電気代が大幅に下がっています。

エアコンのように自分から節電が出来ない分、省エネのメリットも大きいです。

電気代が気になる方は、店頭で冷蔵庫に貼ってある省エネ表示(☆で表示されている)をご覧いただき、☆の多いものを選ぶとよいでしょう。

容量

冷蔵庫も頻繁に買い替えるものではなく、10年ほど使うことを前提に容量を検討しないといけません。

購入した時より家族が増えていたり、将来のことも考えて、容量を選びましょう。家族が増えていた場合、冷蔵庫の適正容量を超えているケースもあります。

<容量の目安>  70L×家族の人数+100L(常備品用)+70L(予備)

仮に4人家族であれば、4人×70L+100+70=450L前後の商品がおすすめです。

ちなみに店頭で冷蔵庫に貼っている容量は、実際の容量ではないので、注意が必要です。実際の容量である「実質容量」は、カタログ等でチェックしましょう。(カタログ等では()表示になっていることが多いです)。

その他機能等

冷蔵庫は、メーカーによっていろいろな特長があります。例えば製氷機の給水タンクが埋まっているものや野菜室に鮮度を保つための工夫をしているもの、庫内の脱臭機能の優れているもの等、特長は様々です。

その中から自身にあった特長のものを探すとよいでしょう。

設置スペース等に要注意!?

エアコンの時もそうでしたが、冷蔵庫を選ぶ時も、①設置スペース、②扉の開き方、③搬入スペースに注意しないといけません。

設置スペース

冷蔵庫幅

冷蔵庫は、冷却する際に熱が発生します。この熱を逃がすことができないと、庫内をうまく冷やすことができません。

このため、冷蔵庫を設置するスペースは、冷蔵庫本体のサイズに冷却スペースを加えた寸法を測る必要があります。

必要スペース
<上面> 冷蔵庫の高さ+5㎝以上
冷蔵庫の幅+1㎝以上(ただし扉がフレンチドア(観音開き)の場合は、3.5㎝以上)

扉の開き方

扉の開き方なんて何に影響するの、と思われる方がおられるかもしれませんが、この扉の開き方は意外と重要です。

前の設置スペースの項目でも述べた通り、まず設置スペースの寸法に影響します。

また側面を壁面につけて設置する場合、壁面側へ開く扉のものを選ぶと、扉を開けにくく使いづらくなるので、注意が必要です。

搬入経路

冷蔵庫購入の際は、搬入経路も重要です。これを測っておかないと、購入していざ設置、というときに部屋に入らず、冷蔵庫を選びなおしたり、別ルートから搬入するために余分な費用がかかったりと、散々な目にあいます。

室内の経路はもちろんのこと、家の中に入ってくるまでの経路もきちんと確認しておきましょう。
マンションであれば、廊下なども要注意です。

そんな目にあわないためにも、搬入経路はきちんと測っておきましょう。

<搬入経路の寸法目安>  冷蔵庫の幅+10㎝以上

最後に

ここまで冷蔵庫の選ぶ際の注意点について、いろいろ書きましたが、ポイントは設置スペースと搬入経路の計測です。あとは店員に聞けば大抵のことは教えてくれますので、ご安心ください。

冷蔵庫は、生活家電の中でも長く使うものです。後で後悔しないためにも、自分のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。次回で本シリーズは完結となります。ではまた次回。

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